澪標

キリク

主人公。

出身は不明。神と人を好まず、「断ち切る」為に西へと旅を続ける若者。ツツィと共に行動する。

中性的な見た目の為、時々間違えられているらしいが本人は特に気にしていない様子。黙っていれば美形なので好意を寄せる人もいる。

但し性格は聖人からは程遠く、口も悪い。隙あらば容赦なくツツィを置いて行こうとしたり、理由を聞かずにエルフを握り潰したり、恋人の目の前で対象を滅多刺しにしたりと悪役しかしなさそうな事を平気でやってのける。年上のカンマ等に対しても敬うことなく喧嘩腰で物申す。喧嘩上等のご様子。

土地神に対しても上から目線で煽らない方が珍しい。ただ友好的且つ社交性の高いクアン・タイン、知恵頭のイツァムナーフに対しては特に煽ることもなく接している。

特徴

西からすれば異国風の姿をしている。

左腕を常に隠しているが、自身の扱う殷術に蝕まれており痩せ細り血流も悪くなった腕に蔦が絡みついているという少々ホラーな状態になっているからである。

使命の影響で不老不死であり、例え重傷であっても心の臓を貫かれても即座に蔦が傷口を塞いでしまい、直ぐに再生してしまう。絶命の瞬間より再生の方がよっぽど苦痛を伴うらしく、再生時は断末魔によく似た悲鳴を上げる。尚それを見た周囲はビビって逃げ出すのが大半。

武器

主に棒と刀と薙刀。棒には仕込み刀が仕組まれており、何かあれば長いリーチで叩っ斬る。

一応暗器もつかえるらしいが、本人曰く「殴った方が早い」。というわけで、素手でも戦える。因みに短刀は滅多刺し用らしい。

殷術

【本尊】を抱く為、強力な殷術を使いこなし敵を徹底的に叩きのめす。華奢ながらも身体をぶち抜く威力の拳を持つのは殷術の効果に寄るものである。