澪標

ツツィ

主人公。16歳ほど。

外部との関わりを絶っているイシク村出身。何の変哲もない普通の少年だが、「勘」のみで甘露の湧き出す泉を的確に探し当てる唯一無二の能力を持つ。その才能故権力者に狙われる事もあるが、大体キリクが殺してしまうので狙われている事にすら気付かないこともしばしば。

「西の帝国」に甘露水を卸す為にキリクと共に西に向かうものの、気弱な性格と優しさが仇となり置いていかれそうになったり、土地神のぶっ飛んだ行動に気を失ったりと災難だらけだったりする。

が、毎度毎度そんな事を繰り返され続けたせいか西につく頃には肝が据わってしまったか、脅されたり目の前で人が殺されても多少気持ち悪くなる程度にまで落ち着く。

特徴

優しき心を持つ、気弱な少年。見た目もなんの変哲もない、当に村人といった風貌。初期の方こそ人を放っておけず人助けにキリクを巻き込んでしまうことも度々あったが、裏切られたり又助けられたりと繰り返して行くうちに色々学んだか、後半では放置する行動をとることも。心は苦しい様子だが。

武器

武器は短刀だが、心優しき故か人を傷つける事を嫌い、大体逃げ回っている。使ったのは自身を傷つけた時だけである。

術書を持ち歩いている為術を使う事も出来るが、人を傷つけることを嫌がる性格なのでその術は専ら負傷者の治療に使われている。